強化ガラスの解剖図鑑 "なぜ、プロの現場で「強化ガラス」が選ばれるのか?"
いつもi-Glass factory(アイグラス)をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当サイトでもたくさんのお客様より選ばれている商品に「強化ガラス」がございます。
なぜ、強化ガラスが選ばれるのか?どんなシーンに適しているのか?
この記事では、より強化ガラスを深く知り、ご自身の暮らしの中に取り入れるヒントをお伝えいたします。
強化ガラスとは?
強化ガラスは、熱加工によりガラス表面に圧縮層を持たせ、強度を持たせたガラスです。
普通の板ガラスに比べて3~5倍の強度を持ち、万が一割れてしまっても破片は細粒状となる安全性の高いガラスです。

強化ガラスはなぜ「強い」のか?そのメカニズム
強化ガラスの強さは、ガラス表面に形成された「圧縮応力層」が影響しています。
「圧縮応力層」はガラス製造工程における「加熱」と「急冷」から生まれます。
板ガラスを軟化点(650℃~700℃)まで加熱した後、空気を均一に吹き付け冷却します。

急冷されることで、表面には内側に縮まろうとする強い力(圧縮応力)が発生。内部は外側からの圧縮に対抗し、押し返す力が発生(引張応力)。この二つの力のバランスで、外部からの衝撃を跳ね返すバリアが発生します。

強化ガラスが選ばれる3つのポイント
①物理的な耐衝撃性
子供がぶつかったり、家具の移動時に衝撃が加わるなど、日常で起こりうるガラス面への衝撃に対し、通常の板ガラスの3~5倍の耐性を持つ強化ガラスであれば破損のリスクを大幅に低減できます。
※ガラス表面への衝撃には強度を発揮しますが、側面部分にピンポイントで衝撃が加わると破損することがありますので、ご注意ください。
②熱による突然の割れが起きにくい
強化ガラスには、JIS規格(JIS R 3206)で定められた厳しい「破砕試験」をクリアするための強力な表面圧縮層が存在します。
この物理構造は、衝撃への強さだけでなく優れた耐熱衝撃性をもたらします。
一般ガラス: 温度差 約60℃で熱割れのリスク
強化ガラス: 温度差 約150℃〜200℃まで耐えうる特性
衝撃に対する強度を追求した結果、副産物として「熱にも強い」という特性を手に入れたのです。
熱に強いといっても炎であぶって溶けないということではなく、急激な温度変化を受けても膨張差による割れが発生しにくい。という特性を持っています。
③万が一の際の安全性
「割れないこと」と同じくらい重要なのが「どう割れるか」です。
一般のガラスは鋭利な刃物のようにとがった破片となり大変危険ですが、強化ガラスは全体が小さな粒状になるため、致命的な怪我を防ぎます。
どうしても割れてしまう可能性がある以上、割れた後の形状で怪我のリスクを低減できることは大変重要です。
※アトリウムなどの屋根、スカイライト、トップライトなどに使用する場合や、ビルの壁など垂直な壁面に使用する場合、手すり用ガラスに使用する場合など、破損時にガラス破片が落下したり、人が転落してしまうことが想定される部位に使用する際は、強化合わせガラス(2枚の板ガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟んだもの)を使用したり、飛散防止フィルムを貼るなどの対策を講じてください。
一般ガラス
強化ガラス
出展:セントラル硝子プロダクツ株式会社
強化ガラスはこんな方や、こんなシーンにお勧めです!
◆人気の用途「テーブルトップ」
通常の3~5倍の強度を持つ強化ガラスは、テーブルトップ材として最適な素材です。
万が一割れた際も粒状に砕けるので怪我のリスクが低く安全性が高い特徴を持ちます。
テーブルのキズや汚れが目立ちにくいグレーやブロンズ、ブラックなど色つきの強化ガラスも人気です。
ガラスの厚みは用途により最適なものが変わります。
テーブル全体にガラスを敷く「ベタ置き」の場合、強度上は5mm厚で十分な強度がありますが、強化ガラスは製造時の熱処理工程で若干の「反り」が生じることがあります。
反りの影響をできるだけ軽減するため、当社ではテーブルトップでのご使用は6mm厚以上を推奨しております。
また、設置時にがたつき防止のクッション材を使用するのもお勧めです。
当サイトでご購入の際に「クッション材希望」とコメントをいただければ、無料でクッション材をサービスいたします!

テーブル土台の一部にだけ乗せる等、ガラスを支える部分が少ない場合は、たわみの出にくい8mm厚以上がお勧めです。
厚みを増すほどたわみにくく強度が増しますが、当然その分ガラス本体の質量も増加します。

◆熱に対するリスクがある環境
キッチンで調理中のコンロ付近は局所的に高温になります。隣接する壁面やサッシの冷気との温度差が100°Cを超えることも珍しくありませんが、キッチンの油跳ねガード等に強化ガラスを採用すれば、この熱衝撃を余裕を持って受け止めてくれます。
また、西日の当たる大開口窓等で、厚手のカーテンや影によりガラスの一部だけが熱くなり、冷たいままの部分との温度差で割れが発生する「熱割れ」。
この現象に対して、強化ガラスなら日射吸収率の高い特殊な環境下でも熱割れの不安を解消できます。

| 項目 | 一般フロートガラス | 強化ガラス(Tempered Glass) |
| 耐熱衝撃性能 | 約60°C(熱割れの懸念あり) | 約150°C〜200°C(優れた耐熱性) |
| 耐衝撃強度 | 標準(鋭利な破壊リスク) | 標準の3〜5倍(強靭な剛性) |
| 破損時の状態 | 鋭利な刃物状に割れ、飛散する | 鈍角な粒状になり、重大な怪我を防ぐ |
| 推奨用途 | 額縁、小窓など(低負荷箇所) | テーブルトップ、棚板、手摺、ハイドア、キッチン、店舗、公共空間、熱を持つ器具など |
| コスト | 低 | 高 |
上記の特性を踏まえ、必要なシーンには安心・安全の強化ガラスをお選びください。
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「こういった状況はどのガラスを選択すればいいの・・・?」
「もし割れてしまっても、飛び散らないよう飛散防止フィルムを貼ってほしい」
「ガラス面に加工が必要なのだけれど、対応している?」
「複数のガラスが必要なので、相談したい」
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